production year:2015
material:Glass bottle,clay,Positive film


 

焼きものの制作プロセスに着想を得た作品。粘土は作り手の手の動きを捉えかたちにする。それを焼成すると、作者の手あとは半永久的に変質することのない素材=焼きものへと置き変わる。
ガラス瓶の中には指跡のついた粘土片と、水面を写したポジフィルムをらせん状に配した。忘れがたい記憶と時間の断片が捕らえられ、焼きものに記録された手あとのように、いつまでも保存される様をイメージした。